Novel

やったらめったらこうなっちゃったナディア

その4 ナディアのTHE KILL BILL

桃野まりな

エレクトラ:船長。私はあなたを許すことができません。弟を殺し、両親を殺し、故郷を滅ぼしたあなたを・・・

ネモ:君の心は分かっている。

エレクトラ:分かってるですって!?あなたには一人娘のナディアがいるではないですか!!!

ネモ:そうだったな。エレクトラ。君の復習は当然のことだ。かまわん。続け給え!!!

ナディア:やめて〜

エレクトラ:あなたは、SAGAしてナディア

ナディア:もう殺し合うのはやめて!もしネモ船長を殺すならば、私が相手になるわ!!!

エレクトラ:ほう!見上げた根性ですわ。SAGAしてナディア。ではお望み通りにしてあげるわ!

グランディス:ちょいまち。復讐だかなんだか知らないけど、私のネモ様をあんたみたいな女に殺されてたまるってもんかい!

サンソン:古今東西

ハンソン:悪の栄えた試しはないですぜぇ

エレクトラ:あなたたちは!?

サンソン:控え、控えおろう!この御紋が目に入らぬか

ハンソンが「♦♦♦」の御紋を手前に指し示す。

サンソン:こちらにおわす方をどなたと心得る。恐れおくも我らが主。グランディス・ミツビシであらせられるぞ。頭が高い控えおろう!!!

全員:ハハー

グランディス:よくも私のネモ様の命を。その罪許しません!

エレクトラ:何が世界のわがままグランディス。笑わせてくれますわ!

グランディス:何ですって!!!サンソン、ハンソン。懲らしめてあげなさい!

ここで水○黄門ばりのBGMが流れる♪

ジャン:ちょっと待ってよ。僕たちの敵は、ガーゴイルじゃないの。こんなのやめてよ

エーコー:船長、右舷方向よりガーフィッシュが接近してきます。

船長:そうだったな。総員戦闘準備。副長復唱はどうした?

エレクトラ:私の復讐は・・・

船長:復習ではない、復唱はどうしたのだと言っているのだ。

グランディス:私が副長になりますわ。ネモ船長♥

グランディス:総員戦闘準備。対潜水鑑戦用意ですわ

ハンソン、サンソン:合点承知!!!

エレクトラ:だから、船長!私の復讐はお認めにならないのですか?

ネモ:復習は大いに結構!!!

エーコー:復習と復讐と復唱と副長をうまくかけるなんて、面白いですねネモ船長!

ナディア、ジャン:だめだこりゃ!!!