Episode Guide
第2回 「小さな逃亡者」
1990年4月20日放送
あらすじ
ジャンはナディアをジャンの故郷,ル・アーブルへとつれて帰る.しかし,ブルーウォーターをねらう謎の三人組が再び現れる.ジャンは,世界初の動力付き飛行機でナディアとともに大空へと飛び立つ.
コメント
舞台は,ジャンの故郷ル・アーブルへと移る.ジャンのおばさんはナディアを見て黒人の子という理由で家に泊めないようジャンを説得している.制作当初からポスターについて黒人差別の問題があったが,こうした差別などの問題をさらりと通すことで逆に視聴者に考えさせる描き方は当時としては新しかったのではないだろうか?
スタッフ
- 脚本:大川久男
- 演出:増尾昭一
- 絵コンテ:増尾昭一
- 作画監督:窪岡俊之
- 原画:三原武憲,山本哲也,清水恵子,大森貴弘,渡部明,岡本稔,都留稔幸,今掛勇
バックグラウンド
- ル・アーブル
- フランス北部,セーヌ・マリティム県の都市.セーヌ川の河口にある大貿易港で,1990年当時で人口19万7000人.
- セーヌ川
- パリ盆地を貫流するフランス第3の長流で全長776km.
- エスカレータ
- 1892年に,ジェシー・W・レノがエスカレータを発明.普及するようになったのは,1900年パリの万国博覧会にアメリカのオーチス社が出品してからで,エスカレーターの名も元来はこのオーチス社の商品名であり,はしごを意味するラテン語の scala に由来する.(出典:世界大百科事典)
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